八竜緑地

【森山】

湿原のイメージ

守山区の北側へと行けば、かつては「森山」という表記だった守山区の本当の姿を目にすることになります。 八竜緑地には湿地と新池があり、絶滅の危機に瀕しているトウキョウサンショウウオも生息しているとのことです。

【遊歩道】

八竜緑地には遊歩道が整備されており、近くには八龍神社もあります。遊歩道を南に歩いていくと湿地が広がっており、この八竜緑地の湿地にはシラタマホシクサ、シデコブシやマメナシなど東海地方固有の植物や、モウセンゴケやミミカキグサなど湿地性の食虫植物が生息しています。 他にもハッチョウトンボやヒメタイコウチなどの昆虫が生息しており、これらは名古屋市内では貴重な存在でしょう。 名古屋市はこの湿地だけでなく湿地の源でもある湧水も併せて守るため、1986年に八竜湿地とその周辺を八竜緑地保全地区に指定して、八竜緑地を整備しています。

【案内看板】

遊歩道には案内看板も設置されています。この看板の写真で、ここにどんな植物が生息しているか、どんな絶滅危惧種が生きているかを説明しています。 こういった環境のなかで生活をすることで、わざわざ特別な教育などしなくとも自然を大切にする心が養われるでしょう。